袋小路を乗り越える

2019年4月22日 | GORDON LAFORGE

シグナルが朝鮮半島で外交上の進歩が起きていることを示唆

2月に行われたトランプ大統領と金朝鮮労働党委員長のハノイでの会談が行き詰まって以来、朝鮮半島における交渉は前進を見せていない。しかし2つのPredataシグナルによると、 新しい外交的進歩が構築されている可能性が示唆されている。
まず、ハングル圏での北朝鮮経済に関するオンラインでの関心は急上昇している。北朝鮮経済の経済特区、インフラ、その他の要素に関連するハングルのウェブページでのアクティビティは2018年の北朝鮮首脳会談以来、最高水準となっている。以下のグラフが示すとおりシグナルは会談の前から上昇し、これは朝鮮半島への注目がより大きな経済協力と機会の可能性に向けられていることを示している。

さらに朝鮮半島で現状の打開が求められている兆候として、2018年4月に開かれた金朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅大統領との最初のサミット以来、過去の世界での政権交代に関するトピックに対するハングルでのオンラインの関心が最高水準となっていることが挙げられる。

サダム・フセインの失脚やソ連崩壊などの過去の政権交代への関心は、朝鮮の人々が北朝鮮の将来の状況に注目を向けていることを裏付けるものである。

これらのシグナルは朝鮮半島への興味の上昇と、現状の変化の可能性を示唆するものである。このような事実から外交における突破口が期待されるが、もちろん将来の運命は指導者たちにかかっている。